CM字幕とキャッチコピーの多言語展開で
品質重視のトランスクリエーションを実施!!

概要

独自開発の新機能を搭載した製品のCM用動画(30秒)の字幕と、キービジュアルのキャッチコピーを日本語から英語、さらにタイ語、ベトナム語、中国語(繁体字/簡体字)へと多言語展開。その際、単なる翻訳ではなく、広告やマーケティングで重要視されているトランスクリエーション(翻訳「translation」+創造「creation」)のご要望があり、きめ細やかなヒヤリングと調査、シュタールのグローバルなネットワークを駆使して対応。製造者のこだわりや製品への想いを盛り込むことで、よりクリエイティブなテキストに仕上げることができました。

課題

単なる翻訳では、マーケティング分野においてはもの足りない。各国での製品販売力を高めるために、通常の翻訳ではなく、商品のコンセプトや開発背景を理解した上で各国語に翻訳し、現地それぞれのエンドユーザーに訴求する魅力的な表現を選ぶことで高品質な文章に仕上げてほしい、というご要望を受けました。

解決方法

プロジェクトを開始するにあたり、社内外での会議を重ね、内容の理解と工程の確認を行いました。メーカー様が開発した新機能の構造にとどまらず、製造現場の背景や企業として取り組む姿勢、また「製品を通じてエンドユーザーとコミュニケーションしたいこと」に対する理解を深め、その内容を日英翻訳者と共有しました。言葉の選択には最大の注意を払い、いくつものパターンを用意しました。選択した英単語が英語ネイティブに与える印象を日本のお客様に日本語で何度も説明し、最終的にお客様にご納得いただける表現にまとめました。

英語バージョンの校了後、タイ語、ベトナム語、中国語(繁体字/簡体字)に展開しました。英語版で作成した映像とキービジュアルを支給しつつ、訳す際の注意点を細かく指示。現地のエンドユーザーが自国語で見て、その製品が欲しいと思うような魅力的なテキストを練り上げました。

それぞれの素材に各国語のテキストを載せた後、最終チェックとして、シュタールの現地オフィスに送り、文字化けや誤植が無いか、改行位置が適切であるか等を丁寧に確認しました。特にタイ語はPCの作業環境によっては声調記号(文字につける音の高低を表現する記号)が正しく表示されないなどの不具合が生じるため、細心の注意が必要でした。こうした難しい点も、弊社の強みであるグループ会社のグローバルネットワークを最大限に活かすことで解決できました。日程が厳しい中でも速やかに連携することで、ネイティブによるチェックも含め、無事にすべての言語を完了することができました。