翻訳会社に依頼する時のコツ

翻訳会社に翻訳用資料をそのままポンと丸投げすれば、「高品質の翻訳が出来上がって当然」だとお考えではありませんか?
翻訳会社は翻訳のプロ集団ですから、さまざまな角度からいただいた資料を分析して、お客様が期待している以上の翻訳に仕上げようと常に心がけています。
その際、お客様からの情報の出し方のちょっとした工夫で、翻訳の精度が格段にアップするのをご存じですか?
本稿ではお客様が翻訳会社に依頼する時のコツをいくつか紹介しましょう。

納期

無理な日程で翻訳を依頼して、満足できる結果が得られることはほとんどないでしょう。
できるだけ余裕を持ったスケジュールを設定しましょう。
それでも短納期の翻訳が発生しそうな場合は、判明した時点で納期と分量を翻訳会社にお伝えいただければ優秀な翻訳者をあらかじめ確保しやすくなります。
確定前情報でも大丈夫です。事前に予告頂けることで、優秀な翻訳者の予定をおさえることができ、ひいてはより質の高い翻訳の提供につながるのです。

使用目的

ざっくりで構いませんので、対象文書の使用目的を伝えましょう。たとえば、社内文書か社外向けか、あるいは内容把握のためだけに必要なのか、プレス用の洗練された表現が必要なのか等、様々な状況が考えられます。
使用目的がわかれば、翻訳者がふさわしい文体や表現をイメージしやすくなり、より目的に合った翻訳をご用意することができます。

対象読者

想定する読者層の情報も伝えましょう。たとえば対象文書が専門家向けか一般消費者向けかで表現方法は大きく異なります。
年配の方向けか学生などの若者向けか、社内の人間向けか取引先などクライアント向けか、等でも違いが出てくるでしょう。
想定する対象読者がわかることは、言葉を選ぶ際の一助になります。

参考資料

翻訳会社は独自にも参考資料や専門用語を調査しますが、用語ひとつとっても様々な選択肢が考えられます。過去の翻訳資料やお客様指定の用語集をご提供いただけることが、ご希望の品質への最も正確で確実な道なのです。
お客様がお持ちの資料に勝るものはありませんので、既存のもので参考にできる資料がないかを、ぜひご確認ください。

納品データ形式

納品時のデータ形式を事前に確認することも大切です。
翻訳したテキストだけではなく、レイアウトしたデザインデータも必要な場合は、作業工数や納期/金額が大きく異なってきます。
また、スキャンPDFしかなくて原文を読み込めない場合と、上書きできるデータが支給される場合でも、同様に工数/金額が異なってきます。
最初の依頼時にオリジナルのデータを支給して、納品データ形式の希望を伝えることで、より正確な御見積りができ、翻訳依頼後の流れがスムーズになる効果も期待できます。
どんなデータを支給することができて、納品時にどのような形のデータが必要かを明確に伝えてください。

まとめ

翻訳の品質を左右するのは翻訳者の能力だけではありません。文書の背景や使用目的の情報、納期、既存資料の有無等、様々な要因が影響しあいます。
情報の出し方を工夫することで、より高品質な翻訳ができあがってくるのだとしたら、試さない手は無いですよね。ほんのささいな情報でも大歓迎です。
翻訳会社に依頼する際は、上記のポイントをぜひ参考にしてみてください。

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